HOME > プラダンの加工方法 > 接着加工

接着加工

接着加工はケースの継ぎしろ部分を繋ぐ場合や仕切りの固定の際に行います。プラダンシート同士の接着は、熱や超音波による溶着、あるいは鋲によるカシメによって行います。なお、プラダンの原材料であるポリプロピレンは一般的な接着材や両面テープでの接着は難しく、プラスチック用の強力タイプを使用する必要があります。

プロはこう加工します

接着方法には主に(1)熱や超音波による溶着、(2)鋲による繋ぎの2通りがあります。それ程強度が求められない場合には、ポリプロピレンと接着相性が良い、強力な両面テープやホットメルトを使用する場合もあります。(1)の熱や超音波による溶着がもっとも強固に接着させることができます。


A式熱溶着
A式(みかん箱)タイプの継ぎ代を熱で溶かして溶着させています。
超音波留め作業
大型の超音波ウェルダーでプラダンシート同士を溶着しています。
接続溶着
特殊な加工機によりシートの端面同士を溶着させることも可能です。

加工機がない場合の加工方法

両面テープや接着剤を利用する方法

両面テープや・接着剤を使用する場合には、プラスチック用で強力なタイプを選んでください。
コニシボンドGPクリア(プラスチック用)で接着させてみました。引張には強いですが、曲げや引きはがすような動作にはそれ程強くありません。

カシメやなべ小ねじを用いる方法

カシメを利用してシートを繋ぐことも可能です。美粧性が高い状態でシートを繋げるため、ケースを自作される場合の継ぎ方法としてもお薦めです。
なべ小ねじでシートをつなぎました。 下穴さえあければ簡単に留める事ができますが、鋲足が内側に出てしまいます。シートに負担がかからない様、プラスチック製の、鋲頭の大きな物を使用して下さい。